ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報さんからの、一部転載です。

鳩山弟さんの会見内容です。
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一部転載開始

鳩山邦夫総務相が12日午後、麻生太郎首相に辞表を提出後、首相官邸で記者団に語った内容は次の通り。

 今、辞表を提出してきた。(首相からは)本当に残念だがやむを得ないと(言われた)。一番厳しいときの(自民党総裁選の)選対本部長を何度も務めてもらった関係でもあるだけに悲しく残念だと言っていた。(辞表が受理されたのは)もちろんだ。(首相は)悲しいと。しかし(首相が)決断しないとか、調整しないとか、いろんな批判もあり、やむを得ないと(言っていた)。

 世の中、正しいことが通らないときがある。今はそういう思いだ。私がどんなに(かんぽの宿を)不透明で悪事を働いているかを世の中に説明してきても、今の政治は正しいことを言っても認められないことがある。
 西郷隆盛が征韓論の時だが、ずっともめ続けて最後に「岩倉公、あやまてり」と叫ぶ。それで政府を去る。西郷隆盛も信念の人だから、自分が正しいと思ったことが通用しなかったので潔く去ったわけで、私も政府、内閣を去ることはちゅうちょしなかった。潔さが大事だ。正しいことが通用しないと思ったら潔く去るのが良い。

 (自民党を離党するかどうかは)さまざまな仲間たちからいろんな激励を受けている。仲間たちと相談する。

 (辞任を決意した理由は)罷免待ちだったが、仲間たちと相談して、潔く去るのがいいのではないかという若手議員が大勢いたので、そうだなと思ってそういう道を選んだ。いずれ歴史が私の正しさを証明してくれる。歴史と言っても50年、100年先ではなく、1年以内にも証明される。 

 私は自分が正しい人間とは思わないが、汚れたことをやる人間は許せない。それを許しては政治にならないというのが私の信念だ。祖父鳩山一郎から正義と友愛は十分に仕込まれた。潔く去る。

 麻生太郎という政治家を信頼をして、この人を総理にしてやろうと思って、3年前からやってきた。今回の総理の判断は間違っていると思うが、今後は正しい判断で政治をやってくれると信じている。

 (兄の鳩山由紀夫民主党代表との連携については)すべて将来の課題だから、いま申し上げるべきことではない。連携はない。

 -12日午前の麻生首相の1度目の会談は。

 いろんな考え方を申し上げた。妥協案はのめないかという話だったから、のめないと明快に答えた。(首相は)また午後にもう一度ということだった。(妥協案は社長の)西川(善文)さんが私に謝罪をすると(いう内容)。そんなばかなことない。西川さんが謝罪すべきは国民に対してであって私にではない。国民の財産をかすめとろうとしたのに加わった。国民に謝るべきであって、私に謝ってどうするというものではない。一切拒否した。そんなばかな妥協案はない。

 (午前の会談で)首相からは(辞任を求めるとか、罷免をするという話は)なかった。しかし私から、妥協案はのめないから、辞任しろと言われたら辞任すると正直に言った。私は正しいことが通用しなかったら、潔く去るべきだと思っている、それだけだ。

 自民党政権に見切りをつけてはいないが、「政府に尋問の筋これあり」という西郷隆盛さんの有名な言葉があるが、そういう心境だ。 (2009/06/12-16:43)